歯磨き粉や歯ブラシ、歯を磨く時の歯ブラシが歯にかかる圧力が適切でない状態で、毎日歯磨きをしますと、上記の写真のように、歯と歯ぐきの境目に、くさび状の欠損ができることから、歯科ではこのような症例を、「くさび状欠損」と言われています。

なぜ、歯頚部だけこうなってしまうのかと言いますと、歯の上部よりも、歯頚部（歯の下部）に向かうにしたがって、エナメル質の層が薄くなっているからです。

写真のくさび状の部分が黄色いのは、固いエナメル質が、不適切な歯磨きにより、摩耗してなくなり、２層目の象牙質が露出しているからです。表層の白いエナメル質は、知覚がありませんが、象牙質は知覚がありますので、だんだん歯がしみるようになったり、歯磨きの時、歯ブラシがあたると痛い！とか、ピリピリする！ような症状が出てきます。

このような症状がある方は、歯科医院でくさび状欠損部分に、白い詰め物（レジン）充填して貰いましょう。当医院では、詰め物をする前に、冷水を口に含んで貰います。そして、詰め物をする前のしみ方を１０として、詰め物をしたあと、全くしみないと０、まだ少ししみるなあ～２か３、まだまだしみる場合は５～６とか、患者さんの感覚で伝えて貰っています。

たまに、「そんなこといわれても、数字でや言えへんわ～～」と困惑されて怒られてしまう時もありますが、結構それで、次にどうするかの指標になるので、毎回聞いています。

それから、適切なブラッシング指導を行い、お勧めの歯磨き粉や歯ブラシを提案させて貰っています。

歯科医院で置いてある歯磨剤や洗口液は、スーパーやドラッグストアにある歯磨剤や洗口液よりも値段はやや高いのですが、研磨剤不使用、最高濃度のフッ素、歯肉の出血＆炎症予防効果の高い成分がかなり沢山入っていて、とてもグッド！なんです。

わたしは数年前から「SP-Tジェル＆ガーグル」を使用しています。

数年前、福井県の大下歯科医院の友子先生から、

「これいいよ～使ってみい～」と勧めて貰って、夜、歯磨きをして、次の日の朝にもうすでに、その良さを感じました。

「７時間くらい寝てたのに、なに？？このさっき磨いたかのようなさっぱり感！それに、歯ぐき締まってる！」

それからは、何度か別の歯磨剤に変えようとすると、イマイチすっきりしないので、ずっとSP-Tを愛用💛しています。

この良さを実感された方は、歯磨き粉やうがい液を、治療じゃない日でも買いにきてくれるので、とても有難いです。

何が一番凄いのか、それは「優れた殺菌力」です。それから、歯肉の出血・炎症を抑え、歯肉細胞を活性化して修復する作用があります。

当医院のスタッフが、１０本ものSP-Tジェルを購入していたので、聞いてみますと、

「わたしのお母さんが、近くの歯医者に通っているのですが、歯磨き粉をこれにしただけで、磨き方や磨く回数も全く変わってないのに、褒められた・・・やっぱりこれはいいんやわ～。」

それ以来、母の日にはいつもこれをリクエストされるそう・・・・( ´艸｀)

この歯磨き粉は、最高濃度のフッ素、優れた殺菌力と炎症を抑制する効果が高いので、ぜひ一度使ってみては如何でしょうか～(^^)/

知覚過敏の症状が特に強い方は、「LIONのシステマセンシティブ」がお勧めです。

象牙質の表層に、硝酸カリウム＆乳酸アルミニウムが作用して、知覚過敏の症状を、ダブルブロック‼します。